錦織、の読み方(読み方はいくつかあるらしい)は知らなかったとしても、”Nishikori”は知ることになったはずだ。
快挙!
しばらくはテニス界だけではなく日本中がこの話題で盛り上がることは間違いない。これで少しはテニスがマイナーの領域から這い出るようになってほしいものだと、業界の末端に身を置く一人として願わずにはいられない。ここずっと低迷していた日本男子テニスに希望が持てる選手が出現したわけだ。
コメントもいい。
「今年末までに100位以内を考えていたけれどこれで50位以内が目標になった」
「ロディックは大して強くなかった・・・」
彼はジュニア(18歳以下のカテゴリー)で名を知られていたとはいえ、昨年1月はATP603位に過ぎなかった。ATPに登場後すぐにランキングをあげてきたわけだ。この経緯はマッケンローやフェデラーなど英雄たちがひとつのチャンスのあと瞬く間にトップに上り詰めた過去を思い出させる。
しかしもう少し視野を広げるとそう喜ぶべきでものではないという思いは変わらない。彼に続く選手はどこにいるのか。現状では後に続く多くの選手は200位台にとどまっている、しかもかなり年長でもある。彼らはここ何年もそこから這い上がれないでいる。S田はどうしているのか・・・女子もそう。N村が全豪でエナンと(昨年よりは)いい試合をしたといっているが、彼女(1歳年下なだけ)がジュニアで戦っていた年齢にはエナンはすでに世界のトップに君臨していたわけで、意地悪く言えば「そんなこと言ってる場合ではないだろう」と思う。
ワタシが問題とするのは、錦織は確かに日本人!だが彼をここまで育てたのは日本(日本人、日本テニス界)ではない、ということだ(お金は日本から出ているが・・・)。このことを真剣に考えている人間がどれほどいるだろうか。それともそれはたいした問題ではない・・・とでも。
選手が自分の最適の環境をどこに求めるかは彼自身の問題である。ワタシはそれを問題にしているわけではない。しかし自分の住居の近く(つまり日本)がその選択肢のひとつになっていなければ、限られた選手しかその最適環境を選べない。いい選手は外国で・・・は雰囲気はいいように聞こえるかもしれない?が、それでは日本選手(いやあえて日本テニス界、といおう)全体のレベルを上げていくことは決してできない。
大事なのは一人のチャンピオンを育てることではない。10位以内に1人、50位以内に3人、100位以内に10人(うーん、高望みかな!)などと有力選手がそこそこにいてこそ希望を持続できるというものだろう。
立場も省みず大変えらそうに言うのだが、求められているのは選手の育成ではない。コーチの育成こそ急務だ、というのはワタシの持論である。
テニスに限らず選手が外国にいくのはソフトが充実しているからである。コーチ(人材)、コーチ技術、育成システム、トーナメントシステム、そうした総合力が魅力だから日本を捨てる!わけだ。決してコートがたくさんあるから、ではない。
外国には選手ではなく、あるいは選手と一緒に、しかるべきコーチを派遣すべきだ。
または外国で実績のある日本人コーチをしかるべきポストに迎えたらいかがだろうか。
逆に、しかるべき外国人コーチをしかるべきポストに迎えるとか・・・
いうまでもなくコーチの仕事は打球技術を教えること(だけ)ではない。技術の使い方、戦略の立て方、将来展望の見通し方、さらにはコミュニケーションのとり方、などなど・・・選手の全体像を引き受けるのがコーチと言うものだと思う・・・うーん大げさに出すぎた感じが。
彼らにはこうしたことやテニスマーケットの展望などを大いに学んで、日本テニスにフィードバックしてほしいものだ。
たぶん現実にはやっているんだろうけど、この「しかるべき」というところでどうも私には物足りなく感じるのだがどうだろうか。
サッカーはそこそこうまくやっていると思う。Jリーグができて(選手だけでなく)コーチやトレーナーさらにマネージメントやチーム運営スタッフなどのマーケットが広がり優秀な人材が育つ環境が整いつつある。こうなればジャーナリズムやさらには各人材の教育環境の拡大と好循環になっていくわけだ。
彼らに学ぶことは多々あると思う。
いい環境が整えばアメリカを始めとするテニス先進国のように、チャンピオンは自然と生まれてくるはずだ。というよりそうした環境つくりこそが最優先のはずだと思う。どうも今の日本テニス界にそうした戦略的な展望があるようには思えない。少なくとも従前の「有力(名)選手尊重」の悪弊から逃れない限り日本テニスの将来は見えてこないような気がする。
Nishikoriをたまたま出現した選手で終わらせてはならない。(それこそかつてのM岡のように)。
次に続く選手いかんによって日本テニス界の力量が問われている。
2008年2月28日木曜日
2008年2月22日金曜日
NWTCシングルス
あと2試合。今日は1試合消化。
何ですぐ2-5なんてなっちゃうんだろう。
本日の総括
【シングルス】
vs田方 76(3) (サービスキープ 3/6)
--------------------------------------------------------
本年の総合結果
シングルス 7勝3敗 (サービス 31/47)
ダブルス 4勝1敗 (サービス 6/11)
何ですぐ2-5なんてなっちゃうんだろう。
本日の総括
【シングルス】
vs田方 76(3) (サービスキープ 3/6)
--------------------------------------------------------
本年の総合結果
シングルス 7勝3敗 (サービス 31/47)
ダブルス 4勝1敗 (サービス 6/11)
2008年2月21日木曜日
J-stepで

J-stepで合宿中のアルビレックス新潟がモンテディオ山形と練習試合をやるというので、足を運んできました。先週、ちょっとした用事でこちらに来たときは2Fで昼飯を食べたのだが(ただしさびしく一人で)、今日は30分ほど見てレッスンのため引き返しました。
夜、アルビレックスのホームページで見たところ、0-1で負けてました・・・
2-3日前の「試合論を読む」の関連で、このアルビレックスには少々興味もあったので、まあ見に来たところです。もっとも知り合いもいないし誰に会った、と言うことも無いんだけど。よくやっていますね!サッカーだけでなくバスケットチームも持っているし(bjリーグ設立の推進者でもある)、女子サッカーからランニングクラブ、スキーチーム・・・たしか香港だかシンガポールにもサッカーチームがあるはず、それに比べて・・・
2008年2月20日水曜日
NWTCシングルス
2試合。またまた・・・様子見の癖が出たようでどうも仕掛けが遅い。相手に早く仕掛けられて守勢に回る展開が多すぎる。この2試合も、後半せっぱつまって"前陣速攻"を繰り出した結果、何とか逆転できたからよかったものの・・・
本日の総括
【シングルス】
vs鈴木 64 (サービスキープ 3/5)
vs横沢 75 (サービスキープ 4/6)
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本年の総合結果
シングルス 6勝3敗 (サービス 28/41)
ダブルス 4勝1敗 (サービス 6/11)
ことほど左様に・・・
最近ビデオ集の編集やらアップのついで!に「YouTube」の他のビデオもよく見ているのだが、ある日「サービスのスピードアップ(タイトルは英語なのでまあそういう意味)」というビデオを見ていたらそのコメントに、
「あなたは背中でラケットを下げるな!と言っているが、他の(あなたのではない)ビデオでは"背中を掻くように"と言っている」
とあった。
ことほど左様にコーチの言うことはさまざまである・・・要は自分なりに「よりどちらが合理性があるか」で判断していくしかない?まああんまりウソばかり言うようなコーチでもなあああ。
ところでこの場合の正解は・・・
ワタシが思うに、ラケットは背中に担がない(しかも下げない)、のが(より)正しいと思う。ワタシの持論は「ラケットは背中ではなくひじの後ろから出るはず」である。ひじは鋭角に曲がらない(曲げない)のが美しく正しいフォームで、そうであれば本来ラケットは背中近くには回っていかないはずなのだが・・・
「あなたは背中でラケットを下げるな!と言っているが、他の(あなたのではない)ビデオでは"背中を掻くように"と言っている」
とあった。
ことほど左様にコーチの言うことはさまざまである・・・要は自分なりに「よりどちらが合理性があるか」で判断していくしかない?まああんまりウソばかり言うようなコーチでもなあああ。
ところでこの場合の正解は・・・
ワタシが思うに、ラケットは背中に担がない(しかも下げない)、のが(より)正しいと思う。ワタシの持論は「ラケットは背中ではなくひじの後ろから出るはず」である。ひじは鋭角に曲がらない(曲げない)のが美しく正しいフォームで、そうであれば本来ラケットは背中近くには回っていかないはずなのだが・・・
2008年2月19日火曜日
Nishikori
快挙!しばらくは日本中がこの話題で盛り上がることは間違いない。これでもう少しテニスがマイナーの領域から這い出るようになってほしいと、業界の末端に身を置く人間としてそう思う。ここずっと低迷していた日本男子テニスに希望が持てる選手が出現したわけだ。
ただもう少し視野を広げるとそう喜ぶべきでもないのは変わらない。これで131位といってもその後に続く選手は240位台に過ぎない。彼らはここ何年もそこから這い上がれないでいる。S田はどうなっているんだ・・・女子もそう。中村が全豪でエナンといい試合をしたといっても、今の中村の年(1歳年下なだけ)にはエナンはすでに世界のトップに君臨したわけで、意地悪く言えば「そんなこと言ってる場合ではないだろう」と思うのだが。
問題は、錦織は確かに日本人!だが、彼をここまで育てたのは日本(日本人、日本テニス界)ではない、ということだ(お金は日本から出ているが・・・)。このことを真剣に考えている人間がどれほどいるだろうか。それともそれはたいした問題ではないと・・・
でも日本のスポーツ界がパッとしないのはここにこそ問題がある、と僕は常に思っているのだが。まあ、自分もその「教える立場」にある人間で、他人をとやかくはいえないが、"しかし"日本のコーチ、コーチ界(こんなものがあるとすれば、だが)、テニス界は何をやっているんだ、と本当に言いたい!
もっとも問題は単にテニス界やスポーツ界だけではなく、というより日本自体が問題だから、末端のスポーツ界にもこんな問題が出てくるんだろうな、とは思う。
ハンドボールなども結局こうしたことの積み重ねから来ているんだろう、と思う。
じゃ、どうするんだ、と言うことだが・・・自分に言えることではないなあ、考えることはできても・・・
で、これは蛇足だが
彼を見出したのはあのS.M.と喧伝されているが、そもそもSMに会えるまでに育てたコーチがいるはずだろう。SMがたまたまどこかのクラブで見つけてきた選手ではあるまい。で才能を見出してかの国に預けた(本人の意思はこの際置くとして)・・・判断は正しかったわけだが(自分もそう思う)、しかし彼はそうした選手を育てる公的立場(ワタシのように個人の立場ではなく)にあるわけで、「じゃその立場とか組織はどうなっているんだ」という疑問は無いんだろうか。
ただもう少し視野を広げるとそう喜ぶべきでもないのは変わらない。これで131位といってもその後に続く選手は240位台に過ぎない。彼らはここ何年もそこから這い上がれないでいる。S田はどうなっているんだ・・・女子もそう。中村が全豪でエナンといい試合をしたといっても、今の中村の年(1歳年下なだけ)にはエナンはすでに世界のトップに君臨したわけで、意地悪く言えば「そんなこと言ってる場合ではないだろう」と思うのだが。
問題は、錦織は確かに日本人!だが、彼をここまで育てたのは日本(日本人、日本テニス界)ではない、ということだ(お金は日本から出ているが・・・)。このことを真剣に考えている人間がどれほどいるだろうか。それともそれはたいした問題ではないと・・・
でも日本のスポーツ界がパッとしないのはここにこそ問題がある、と僕は常に思っているのだが。まあ、自分もその「教える立場」にある人間で、他人をとやかくはいえないが、"しかし"日本のコーチ、コーチ界(こんなものがあるとすれば、だが)、テニス界は何をやっているんだ、と本当に言いたい!
もっとも問題は単にテニス界やスポーツ界だけではなく、というより日本自体が問題だから、末端のスポーツ界にもこんな問題が出てくるんだろうな、とは思う。
ハンドボールなども結局こうしたことの積み重ねから来ているんだろう、と思う。
じゃ、どうするんだ、と言うことだが・・・自分に言えることではないなあ、考えることはできても・・・
で、これは蛇足だが
彼を見出したのはあのS.M.と喧伝されているが、そもそもSMに会えるまでに育てたコーチがいるはずだろう。SMがたまたまどこかのクラブで見つけてきた選手ではあるまい。で才能を見出してかの国に預けた(本人の意思はこの際置くとして)・・・判断は正しかったわけだが(自分もそう思う)、しかし彼はそうした選手を育てる公的立場(ワタシのように個人の立場ではなく)にあるわけで、「じゃその立場とか組織はどうなっているんだ」という疑問は無いんだろうか。
2008年2月18日月曜日
「日本の10大新宗教」を読む
「信じる」とはどういうことなのか、はいつも考えている。そういう意味で「宗教研究」とか「宗教学」というものはよくわからない。何らかの信者でも、学問に身をおいたものでもない自分に何を言えるのか、という部分もあるが、しかし「宗教を論じる」ことに何の意味があるのか、よくわからない。誤解の無いように言い直すが、意味が無い、というのではなく、「何のために」論ずるのか、を知りたいわけだ。特に信者でもないものがその教団を論じたとして「何の意味があるか」ということなのだが。
この本はそうしたことに答えるものではない・・・新宗教の概念とかその具体的な教団の実態については少しはわかった(と言っていいのか?)とは思うが、自分には「信じる」ことの意味がわかったとはとても言えない。
もっともこの著者の文体はなかなか歯切れがよくて気持ちがよい。こうした文章を常に書きたいものだが。
この本はそうしたことに答えるものではない・・・新宗教の概念とかその具体的な教団の実態については少しはわかった(と言っていいのか?)とは思うが、自分には「信じる」ことの意味がわかったとはとても言えない。
もっともこの著者の文体はなかなか歯切れがよくて気持ちがよい。こうした文章を常に書きたいものだが。
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