2012年2月10日金曜日

ダブルスのフォーメーション

久々のテニスネタ...本来はこれがメインテーマのブログなんだが。

今期はダブルスのやり方(楽しみ方)をテーマにドリルを組み立てているんだが、今日のレッスンの折、「ポーチに行った後、元に戻らなかったらパートナーに"戻れ"と言われた、後ろの人が変わってくれるんじゃないんですか」という質問を受けた。

どうなんでしょう。これは真の意味で"ケースバイケース"としか言いようがない。現実の状況もあり、プレーヤーの考え方もあり、チームの事情(ありていに言えば2人の上下?関係)もあり、で過ぎたことを言っても始まらない。
とはいえ、前衛後衛(昔は雁行陣といった)のフォーメーションをとる以上、これら2人のポジションをめぐる葛藤は尽きない...やれ、あの球は取ってほしい、あの球は俺のだ、ポジションを変われ・いや変えられなかった...云々。
このことを考えると、このフォーメーションは非常に複雑かつ面倒で経験が必要で習得が難しく現場で困難な判断を迫られる...と、あまり良いところが見つけられない。

だから!自分は初心者にもこのフォーメーションを薦めないし練習にもほとんど取り上げない。じゃ何をするかというと「少し後ろ目のネット平行陣」(うーん名付け方が変)。
これなら自分のところに来た球は自分が処理するだけ、頭の上も自分で処理(できなければ失点するだけ...)、もう一人にへんに気を使うこともなく自分のポジションを守るだけ...で、戦略が非常にすっきり簡潔で済む。
いろいろ動き回る必要のないので習得が簡単、その場の判断も容易(来たら手"ラケット"を出すだけ)で疲れない!

難点と言えば、まあ、やはりボレーの習得が少々!難しい、というところか。適切な時に適切なところに適切なスピードのボレーを打つのはやはり経験がものをいうだろうから...
しかしネット平行陣にはその難点を考慮しても有り余る利点がある、と自分は思う。なにより「ボレーとスマッシュ」はテニスの快感なんだし!
で、基本的に前後衛戦術は必要ないんではないか、というのが自分の結論なんだが。

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