今日の朝刊によると「老人クラブ」のクラブ数も加入者数も数十年に渡り減少傾向にある、という。老人クラブが60歳以上で加入できるとは知らなかった...とっくに条件を満足している!
老人クラブは自分の認識では町内会とか自治会の一部門だと思っていた。記事では"地域を基盤とする自主的な組織"とあったのでもしかしたら認識が間違っていたかもしれない、が、これも勝手な推測にすぎない(かもしれない)がたぶん町内会や自治会と密接な関連はあるんだろう...これが自分では老人クラブに無関心であった一つの原因なんだが。
それは別にしても名前を変えたり(「シニアクラブ」となるそうだ)啓発活動をするくらいで人気や知名度があがり会員数が増えることはたぶんないだろう。「老人ではないから加入しない」という理由はおそらく極めて少数派(最近の調査では3割くらいというが...)に違いない。
今の社会には"老人"がそこに参加にしようと思えばスポーツ団体にせよ、絵や歌など文化団体にせよ、あるいは特定の目的を持ったNPOなど、自分の意志や趣味で選べる多様な組織が存在する。意欲ある老人ならそうした特定の目的意識を持った組織のほうがたぶん己の趣味や経験を生かした活動ができるだろうし、おそらくもうそうしているはずだ。年寄りもバカではない...
そうしたなかではいわゆる「老人クラブ」のような"いろんなことができます"、碁もクロッケーもやります・子育て支援もやります...のような良く言えば多目的、悪く言えば焦点のない組織に魅力がないのは当然だと思う。
記事中の老連事務局長の分析は従前の活動方針上から一歩も踏み出していず、この認識に因る限り今後の幾多の新事業にも関わらず、クラブの勢力を取り戻すのは不可能に違いない。
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