U20女子サッカー準決勝を見る。
前半はドイツに圧倒された...自分の見る限り、技術も体力も勝負への意思も全てにおいて相手が上回っていたように思う。("体格"はある程度持って生まれたものだから比較しても仕方がない)
いつも思うのだが"日本では"(うーん、こう言っていいんだろうか)、よく「組織(チーム)で戦う」と言うが、個対個(1対1)で少なくとも対等に戦えなくては組織も戦略もありえないはずだ。トップの監督という職にあるものが気づいていないはずはないだろうが、そうした彼らでも劣勢が予想されるときに結構こうした言葉を使う。どうもね~。
1対1で少なくても1人は相手を圧倒して抜かなければゴールには迫れない。パスをいくら上手く回そうにも1対1で抜けなければシュートを打てないだろう...それ以前にパスすら回すことはできないだろう...相手から遠く離れた位置ならば別だが。チームプレーなどできようがないし戦略を活用することもできない。
1対1で相手を上回っていればパスは自由に回せるし相手をかわせるしチームプレーも戦略も想定したようにできる...はずだ。チームプレーも戦略も個々が相手を上まわっている、ことが前提になる。
このあたりの認識がどうも甘いような気がするのは自分だけだろうか。
前半の3点は「自分たちの単純なミスから」と解説者は言っていたが、相手にプレッシャーを受けていた(それをはねかえせなかった)からこそミスしたのであって、そもそもゲームを自分達がコントロールしてノープレッシャーの場面だったら「単純」なミスなど起こりようがない。
テニスでもそうだと思う。よく「このボールはどちらが打つか」とか「チームプレーが大事」などと話している"奥様方"がいるが、そんなことを考えるより自分のプレーを向上させるほうが先、と忠告したい。
自分の技術があってこそチームプレーがあるのであって、チームプレーがあって自分があるのではない。しかもテニスはサッカーなどのように"パス"ができるわけではない。自分のところに飛んできたボールは自分で打ち返さなければならない。その場では"いつも"1対1のわけだ。
とにかく自分の技術を向上させよう。それしかない。そうすれば余裕もでき視野も広がり、チームプレーは自然にできるようになるだろう。
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