2011年9月7日水曜日

東北の農産物は食べてもいいか?

今日の朝刊(毎日)によると4日の「たかじんのそこまで...」の番組での某教授の言動が問題になっているという。
このような番組はいつもは見ないのだが、その日は娘が遊びに来ていて一緒にたまたま見る羽目になったのだが...この教授の発言にはある元教諭(という人物)がかなり強硬に物言いをつけていたのだが、それでも彼の物言いは「言い方」についてであって「発言の内容」ではなかったはずだ。
(こうした「内容より言い方」という態度はそれこそ非常に問題があるが...番組の趣旨が番組名の通りであるならそれこそ「言い方」なんぞ"ヘ"でもない)

そもそもこの発言は、ある子供の「私たち(つまり子供!)が東北の農産物を食べたらどうなりますか?」という質問に答えたもので、この「(子供は)食べてはいけない」というどこに問題があるのか。
しかも教授は「年寄りならいいでしょう」とか「被災地では農産物を作らず農家へは国が生活に困らないようすべきだ」とかそのための"財源論"まで持論を展開していた。
どこにも問題がありようがない、教授の論は全く正しい。

「被災地を助けるために(東北の)農産物を買おう」という論調がかなりあり、しかもこうした論にはなかなか表だって反論しにくい。しかしわが娘が言うように「買ってあげたいけれど実際に子供のことを思うとなかなか買えない」というのははっきり言って正しい。放射能に関してはどこまでならよくてどこからならダメ、という境界は定まっていない。ならば、少なくとも子供たちには少しでも疑いのなるものは食べさせないでおこう、いう考えは正しい。
しかも食中毒などと違ってすぐに問題が現れるわけではない。政府などは「ただちに問題が現れないからOK」という態度だが、それは逆でしょう!「(子供には)すぐには問題が現れないからやめておこう」でなくては。

まあ、年寄りは問題ない。障害が現実味を帯びるころにはもうこの世にはいないわけだし...
それこそ原発の現場で身を挺して働いている方々には若い人もおられよう。そうした若い人々に代わって「年寄り挺身隊」なんか組織して重点的に原発に送り込む、なんてどうだろうか。

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