2009年10月13日火曜日

「恐るべき旅路」を読む

「恐るべき旅路」表紙表題に少々?だったが、副題と内容を見て棚から取ってみた。
著者の本はいくつかたぶん読んでいるはず(「国産ロケットはなぜ堕ちるのか」...)なのだが、なぜか文体に記憶が無い...淡々と熱く若干の批評を加えて読みやすい文体で「のぞみ」の経過を明らかにしている。技術者の苦闘には思わず感情移入してしてしまった。当時、決して無関心ではなかったと思うがこうした本が出てこなければやはり内部の事情はわからないものだ、と改めて感じる。
しかしここまで書いているなら問題の根っこにある管理組織(体制や運営)の問題をもっと突っ込んでもらいたかったとも思う。そうでなければ同じような問題があちこちで起きてくるだろうし、その懸念は(この日本には)大いにというか「非常に」ある。
まあ、それは本書のテーマではなかったかもしれないが...
それにやはりこのタイトルはどうしてもいただけない。

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