2012年8月6日月曜日

日本のアイデンティティー

まあ「統一」とか「伝統」とかいう言葉があまり好きでない人間の言うことだから割り引いて聞いてもらいたのだが...

このオリンピックで錦織と戦ったデルポトロ(アルゼンチン)のウェアはひと目で(という程でもなかったがそれでも)わかるようにアルゼンチンの伝統にのっとっていたようだった。縦縞はまあなんとか脇の下にそれと分かる程度でしかなかったが基調色は明らかにサックスと言っていいようだった。誰が見ても"ああアルゼンティンだ"とわかる。
だが錦織のそれはどうだ。背中に「Japan」と入っていなかったのは評価できる!が、あのウェアを着ている選手が"日本の選手"だと明らかにわかるだろうか。日本選手のウェアは(TV映像を見ても)種目ごとに色も全体の基本デザインも全く統一感のないウェアのように見える。

これが日本代表のユニフォーム(細かなデザインの工夫ははそれこそ年や年代や種目によって異なるにしても)、と明確にわかるものを長く使ってこそ選手の誇りも醸成されるだろうし、それを着たいと次世代の選手も思うのではないだろうか。

メキシコやブラジルなどを上げるまでもなく、多くの国は種目が違っても「ああ!あの国か」と大概はひと目で分かるユニフォームになっている。
JOCは何を考えている...

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